「動作」系の関係の違い

 と、あっさりmokurenさんに頼るのもあまりに根性なしなので、もう少しがんばって自分なりに紐解いてみたいと思います。
 前の記事であげた分解作業は何MECEになっているのか、まず「登録、削除、参照、更新」機能で考えて見ましょう。

 以前、5月4日の「2枚の写真」の記事で、「関係は2つ以上の対象の間にあるなんらかのつながり」で、関係の種類には、(1)1枚の写真に2つの対象が写っていて初めて存在が分かる「状態」系の関係と、(2)時間をおいて写した2枚の写真を比べて初めて存在がわかる「動作」系の関係があるというような話をしました。
 さて、「登録、削除、参照、更新」機能はそのどちらに当たるでしょう?

 登録、削除、参照、更新の違いは、前の記事で書いたように、対象データを操作する前と操作したあとの状態の違いにあるので、(2)の「動作」系の関係に当たると思われます。mokurenさんが分析していた「人、物、金、情報」の違いである「流れの速さ」も2枚の写真の違いと考えると移動した距離の違いということができますね。ということは、「動作」系の関係の違いは2枚の写真の間の「変化の種類」と言えると思います。
 では、変化の種類にはどのようなものがあるかといえば、「出現」「消滅」「変形」「増加」「減少」など、実はそれほど数が多くないのではないでしょうか。とすると、変化の種類をMECE的分解であげることができれば、「動作」系の関係のMECE的分解が簡単にできるようになりそうな気がします。

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