整理・整頓と創発
お久しぶりです、koppeさん。昨年の10月以来ですね。そろそろ、このブログに復帰したいと思います。 前回のKoppeさんの投げかけ、確かにそうですよね。 いくら個人の頭の中の知的生産性を上げても、頭の中に入ってくる情報が不確かであれば、それを処理するための事前作業としての整理・整頓が余分にかかりますね。外界から受け取った情報が頭の中で整理・整頓できればまだしも、それができないとなれば、その外界の情報を持ってきた人に、なぜ自分は整理・整頓できないかを伝えなければなりません。 で、その整理・整頓できないという情報を相手は受け取り、今度は逆の立場に立って、その整理・整頓できないという情報を整理・整頓しなければならなくなります。 まるで、合わせ鏡ですね。 ちなみに、私は、この、情報を整理・整頓するところが巷で言われているロジカルシンキングのことだと思っています。そして本来の思考は、その整理・整頓されたものにたいして、新たな分類の切り口(分類軸)を見出したりする創発のようなものではないのかと思っています。 その意味で、 ・既知の切り口(分類軸)で情報を体系化することは情報の整理・整頓。 ・ある情報を体系化しようとして未知の切り口(分類軸)を見つけることは創発。 と、捉えてみるのはいかがでしょうか? こう定義すると見えてくるものがあります。 ある情報にたいして、すでに体系化するための切り口(分類軸)を持っている人にとっては整理・整頓に過ぎないことが、体系化するための切り口(分類軸)を持っていない人にとっては、それが創発という未知への思考になってしまうことです。 このあたり、突き詰めてみるのも面白いかも知れませんね。