関係と分解

 ズームインとズームアウト、面白い表現ですね。じゃあ、MECEの話に続くかは別にしてそれを掘り下げてみましょう。
 まず、ズームインです。これは、より全体を見ている状態で特定のところに着目してより細かい部分を拡大してみることになります。当たり前ですよね。でも、これって、ある範囲を全体としたときの特定の部分に着目するということですよね。ですから、「全体と部分とそれ以外」の思考の中において、全体を分解して部分に着目することに当たります。
 次に、ズームアウトです。これは、ズームインの逆です。これも当たり前です。「全体と部分とそれ以外」の思考の中において、特定の部分に着目している状態から、そのまわりの部分を見ることになります。
これは、ズームインが分解とセットであるのにたいして、何とセットになるのでしょう。分解の反対だから合成とでも言うのでしょうか。でも、何かイメージが違いますね。
 特定の部分が見えていた状態から、他の部分も見えてくるようになります。ところが、この他の部分はすでに見ていたたの部分とまったく関係がないのでしょうか? そうではないですよね。ある全体という枠組みの中にある部分と部分ですから、その間には何か関係が存在するはずです。
 そうです、ズームアウトは関係とセットになるのではないのでしょうか?

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