大失敗から分かること

 mokurenさん、話の途中に割り込ませてもらいます。
 昨日、客先で大失敗をしてしまいました。ヒアリングの実施場所を間違えていってしまい、20分も遅刻してしまったのです。間違えていった場所は、ヒアリング対象者の所属する第一営業部のあるビルで、私は何の疑いももたずに間違ったビルに行ってしまいました。
 なんでそんな間違いをしてしまったのかと、よくよく考えてみて、その2日前のヒアリングで、第一営業部とその場所を結びつけて理解しなければならなかったことを思い出しました。
 ヒアリングをするときは、自分たちの知らない相手の情報を一度に大量に聞きだして、全体像や細部の違いを理解しようとします。2日前のヒアリングでは、場所がはなれた第一、第二、第三の3つの営業部があり、第一営業部だけがヒアリングの目的である営業支援スタッフの組織と同じビルにあるために、コミュニケーションのやり方が他と違うということを教えてもらいました。そのときに私は、第一営業部と営業支援スタッフのいる場所とを必死に結びつけて理解しようとしていたのです。その結びつきが強すぎて、私の頭の中で、「第一営業部→ヒアリング場所」が、「第一営業部→存在する場所」に置き換わってしまったようです。
 このことから、理解するときには、点情報をお互いに関係付けようとしていることが分かります。この大失敗は、わかるために必要な「関係と分解と具体例」の「関係」の存在を確かに実感させる出来事になりました。

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