関係と分解と具体例

 関係と分解まできて、最後に「たとえば」ときましたか、確かに関係と分解、言い換えるとズームアウトとズームインですが、これだけでは分かったというには少しつらいですね。
 いくら関係や分解を述べようが、それが経験にもとづくことなしに理解することは難しいのだと思います。「たとえば」の後には、何かすでに分かっているものと思われるものが述べられます。そして、それは、それそのもの場合や、それそのものではなくても類似性のあるものの場合があるのでしょう。それが、「たとえば」の正体ではないのでしょうか? その意味で、「たとえば」は具体例を示していることになります。
 これで、分かるの基本形「関係と分解と具体例」が完成したことになります。関係と分解で部分とそれらの部分が全体や他の部分にたいしてどのような関係にあるのか、そしてそれは、すでに経験値として知っているもののどれに近いのか。これが「関係と分解と具体例」での分かり方のテンプレートとなります。
 このことを身近な国語辞典で調べてみましょう。ここでは割愛しますが、国語辞典での言葉の定義は、関係や分解や具体例のいずれか、またはその複合で定義されていることが分かります。
 これからしばらくのお題を「関係と分解と具体例」にしたいと思います。koppeさん、話を強引に進めましたが引き続きよろしくお願いします。

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